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【炎上!?】Google、Appleを動画で痛烈皮肉!「iOS 18の新機能、Pixelでは常識ですw」海外で論争勃発

はじめに:平和な発表会に、宣戦布告!?

2024年6月、Appleは世界開発者会議(WWDC 2024)を開催しました。そして、待望の独自AI「Apple Intelligence」や、大幅なカスタマイズが可能になった「iOS 18」を発表し、世界中のAppleファンを熱狂させました。

しかし、 その華やかな発表会の様子を、腕を組んで静かに、しかし確かな意図を持って見ていた企業がありました。そう、長年のライバルであるGoogleです。

Appleの発表から間もなく、GoogleはPixelの公式X(旧Twitter)アカウントを通じて一本の動画を公開しました。その内容は、iOS 18の新機能のいくつかを、ユーモアを交えつつも痛烈に皮肉るものだったのです。

そこで本記事では、このGoogleの挑発的な動画の内容を詳しく解説します。さらに、これは今に始まったことではない、というIT業界の「お約束」ともいえるコピーの歴史にも触れていきます。そして、海外メディアや巨大掲示板Redditで巻き起こっている「また始まった!」「よく言った!」というネット上のアツい声を交えながら、今回の「機能コピー論争」の真相に深く迫ります。果たして、これは単なるジョークなのか、それとも新たな戦いの火蓋が切られたのでしょうか?

発端は一本の動画。Googleの巧みな皮肉とは?

今回、大きな話題を呼んでいるのが、Googleが公開した「It's a date.」と題された短い動画です。このタイトル自体が、AppleのWWDCの開催日を意識したダブルミーニングになっており、その時点からすでにGoogleの遊び心と挑戦的な姿勢がうかがえます。

動画は、Appleの新機能発表会を模した舞台設定で進みます。そして、司会者が「新機能」を発表するたびに、観客役の人物たちが「へえ…」「まあ、そうだろうね」といった、明らかに白けた反応を見せるのです。

これは言うまでもなく、「その機能、私たちのPixelではとっくに常識ですよ?」というGoogleからの強烈なメッセージです。海外メディアのPC Guideも、「GoogleがAppleの新機能をコピーだと揶揄(やゆ)した」と報じており、この動画が非常に戦略的かつ意図的なものであることは間違いありません。(参考記事: PC Guide - Google takes jabs at Apple for copying some of its Pixel features...

「これ、Pixelにもある!」と指摘された主な機能たち

では、具体的にGoogleはどの機能について「我々が先だ」と主張しているのでしょうか。動画で示唆された主な機能と、その背景を詳しく見ていきましょう。

1. メッセージの予約送信機能

iOS 18でiMessageに搭載されたメッセージの予約送信機能。これは指定した日時にメッセージを送れる便利なものです。しかし、 Androidの標準メッセージアプリでは、この機能は2020年頃からすでに利用可能でした。Pixelユーザーからすれば、4年越しの「新機能」に感じられるのも無理はありません。

2. AIによる高度な写真編集(消しゴムマジック)

Appleが「Clean Up」として発表した、写真から不要なオブジェクトをAIで消去する機能。これもまた、Pixelが2021年に「消しゴムマジック(Magic Eraser)」として世に送り出し、その精度の高さで世界を驚かせた機能と酷似しています。Googleとしては、自分たちが切り開いた市場に後から参入してきた、という自負があるのでしょう。

3. AIによる絵文字生成(Genmoji vs Emoji Kitchen)

iOS 18の目玉の一つで、テキストから独自の絵文字を生成できる「Genmoji」。非常に創造的で楽しい機能です。一方で、 Googleは2つの既存絵文字をAIで組み合わせて全く新しいステッカーを作る「Emoji Kitchen(絵文字キッチン)」を2020年から提供しています。「AIで絵文字を生成してコミュニケーションを豊かにする」というコンセプトの根幹は、確かに共通しています。

これはデジャヴ?テクノロジー業界「あるある」なコピーの歴史

実は、このような大手IT企業間での機能の「模倣」や「後追い」は、今に始まったことではありません。むしろ、業界の発展を促してきた「あるある」な光景なのです。

  • 通知センター: 今やスマホの常識ですが、これも元々はAndroidが先行し、後にiOSが採用しました。
  • ウィジェット: ホーム画面に情報を表示するウィジェットも、長らくAndroidの独壇場でした。
  • ファイル管理アプリ: iOSに本格的なファイル管理アプリが登場したのも、Androidに遅れること数年です。

もちろん、逆のパターンもあります。Appleが先鞭をつけた革新的なUIやセキュリティ思想を、後にGoogleが参考にした例も少なくありません。つまり、 両社は互いにライバルを意識し、良いと思った機能は取り入れ、自社のOSを強化してきたのです。そして、その競争の歴史に、今回は「AI」という新たな章が加わったと言えるでしょう。

ネット上の声は?海外掲示板Redditでは賛否両論の嵐!

このGoogleの挑発的な動画を受けて、海外の巨大掲示板Redditは、まさに火が付いたような大論争が巻き起こっています。その一部の声を、論点ごとに分類して見てみましょう。

【Google支持派の声】

「よくぞ言った、Google!毎年、Appleファンが数年前のAndroidの機能を『革命だ!』と騒ぐのを見るのにはうんざりしてたんだ。」 「Pixelユーザーとしては、この数年間ずっと感じていたモヤモヤが晴れた気分だ。マーケティングチーム、グッジョブ!」

【Apple擁護・中立派の声】

「誰が最初かなんて重要じゃない。誰が最も洗練された形で、シームレスにOSに統合するかが問題だ。Appleはその点に長けている。」 「正直、Appleが実装してくれると、よりスムーズで統合された体験になるから歓迎だよ。それに、競争は消費者に利益をもたらす。」 「テクノロジー業界なんて、お互いコピーし合って成長してきたじゃないか。車にだってハンドルは一つ、タイヤは四つだろ?それと同じさ。」

【プロレスとして楽しむ声】

「こういう企業の煽り合い、大好き!もっとやれ!ポップコーンがうまい!」 「ここにSamsungが『やあ、みんな』って言いながらCMで参戦してきて、三つ巴の戦いになるのを待ってる。」

このように、単なる機能の優劣だけでなく、ブランドへの忠誠心やテクノロジー業界全体への視点、そして純粋なエンターテイメントとして楽しむ声など、様々な意見が飛び交っています。
まさにお祭りのような状態!

まとめ:結局、この戦いは誰のため?そして未来は

今回の一件は、GoogleとAppleという巨大IT企業間の、長年にわたるライバル関係を改めて浮き彫りにしました。Googleからすれば「我々の革新を認めてほしい」という自負があり、Appleからすれば「最高の体験をユーザーに届ける」という、異なる哲学があります。

Appleの強みは、後発であっても機能をOSやエコシステム全体に深く、そして美しく統合する点にあります。ただ機能を模倣するのではなく、「Appleらしい体験」に昇華させることで、多くのユーザーを魅了してきました。

とはいえ、 このような競争や模倣は、巡り巡って私たちユーザーに利益をもたらすことも事実です。一方の優れた機能はもう一方にも搭載され、結果としてスマートフォンの利便性は全体的に向上していきます。Googleの今回の動画は、マーケティング戦略であると同時に、自社製品への自信の表れであり、既存ユーザーへのファンサービスでもあるのでしょう。

AI時代に本格的に突入し、両社の競争は今後ますます激化します。「Apple Intelligence」とGoogleの「Gemini」。両社のAIがスマートフォン上でどのように融合し、私たちの生活を変えていくのか。その開発競争の過程で、また新たな「コピー論争」が生まれるかもしれません。
次に私たちを驚かせるのは、果たしてどちらの企業でしょうか。このアツい戦いから、まだまだ目が離せませんね!

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